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00/04/16「音符怪人ゼンオンプ」
今日も少年がちくんはママとそのドアの前に立った。
去年の暮れから、がちくんはママとほぼ毎週、でんしゃにのってここにくる。 ピンポンを押すと、ママより髪の長い、ふわふわアタマの謎のオンナが出てくる。なまえは「けーこせんせい」だとママは教えてくれた。
けーこせんせいの家にはピアノがあった。けーこせんせいはがちくんに「ドはどーれ?」「レはどーれ?」「ドレはドーレ?(さむ〜)」などと謎をかける。がちくんにはピアノでそれを答えてやる。しかし、途中で今日のお相撲のことが気になった。のんきにピアノをやってる場合じゃない。がちくんはすっくと立ち上がると、ママ乃海に向かって取り組みにいく。ママやけーこせんせいはがちくんをピアノの前にひっぱり戻すが、この人たちはよのなかというものをわかってないのだ。お相撲とドレドレとどっちが大事かといえば決まっている。お相撲は国技だが、ドレドレどーれは駄洒落だ。
ところがけーこせんせいが、陰から何かを出してきた。いったいなんだ? がちくんは思わず凝視した。そこには白丸やら黒丸やら線やらが書かれたカードが入っていた。音符カードだ。
怪人ゼンオンプが現れた!
まんまるで、線の上や間に並んでいる怪人「ゼンオンプ」だ。こいつは先週教わった。がちくんは、上質でほっくりしたホタテみたいな立派なゼンオンプを五線譜に書ける。ゼンオンプはがちくんの手下になったのだ。ところが今日はちょっと違う怪人たちが現れた。黒と白のホタテに棒がついている。
けーこせんせいはこいつのやっつけかたを教えてくれた。けーこせんせいが掛け声をかける。がちくんとママは手を叩けるようにスタンバった。 「わん、とぅー、すりー、ふぉー、」
たーぁんたーぁん。こいつは白い怪人「ニブオンプ」
たんたんたんたん。こいつは黒い怪人「シブオンプ」
怪人をやっつけた!
オッケーだ。これでがちくんは三人の怪人を手下にした。ふはははは。こいつらの名前や形なら任せておけ。けーこせんせいが宿題を出してくれたが、持ち帰るまでもない。今すぐここでやってみせるぜ。え、もうかえるの? なんだー。
帰る道々がちくんは考える。あの怪人たちはなぜボクの前に現れたのだ? そしてけーこせんせいとは一体何者なのだろう? オンガクっていったい? 少年がちくんはママの手をぎゅっと握り、首をかしげるのだった。
■今日のレッスンメニュー(30分)
音を出す
・音階導入(ドレミファソ)
音符を読む
・音符の種類と長さ(全音符/二分音符/四分音符)
・リズムカードを組み合わせてハンドクラップで演奏してみる
・音符カードを組み合わせてピアノで演奏してみる
音符を書く
■そなーれの個人レッスンとは!■