鷲ぬ鳥節

一.綾羽ば生らしょうり ぶぃる羽ば産だしょうり

ニ.正月ぬすぃとぅむでぃ 元日ぬ朝ぱな

三.東かい飛びつぃけ 太陽ばかめ舞いつぃけ

訳)
1.綾のような美しい羽をした若雛をかえし、びろうどの羽のような雛を孵化した。
2.正月の曙、元旦の朝まだきに。
3.東の空をさして高く飛び、太陽の方へ勢いよく舞っていった。

桃里節

一.桃里てる島や 果報ぬ島やりば
   柄岳ば前なし うやき繁昌

ニ.柄岳に登ぶて 押し下し見りば
   稲粟ぬ実り 弥勒世果報

三.赤ゆらぬ花や ニ、三月ど咲ちゅる
   我がけらぬ花や 何時ん咲ちゅさ

四.花ぬ色美らさ 桜花でむぬ
   女童ぬ美らさ 我島でむぬ

訳)
1.桃里というシマ(村落)は果報なシマだ。柄岳を前にして富貴繁昌していることよ。
2.柄岳に登って四方を眺めてみると、稲や粟が稔りみごとである。
3.赤ゆら(デイゴ)の花は旧暦のニ、三月に咲きます。我らの花は年中咲く。
4.花の色の美しいのは桜の花。娘さんの美しいのは我が桃里のシマである。
訳の引用:琉球列島 島うた紀行(仲宗根幸市 編著)